診療案内 | 松原市の整形外科・胃腸内科　井上整形外科胃腸内科クリニック

胃ピロリ菌検査と除菌のお勧め

ピロリ菌感染を見つけ、胃癌や潰瘍などを予防しましょう

ピロリ菌（ヘリコバクターピロリ菌）は、除菌することによって、
①胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治癒促進と再発予防
②胃MALTリンパ腫（悪性度の低いリンパ腫）の改善
③特発性血小板減少症の軽快
④早期胃癌内視鏡治療後の胃癌の再発生の抑制
⑤萎縮性胃炎の改善
⑥胃ポリープの縮小
⑦機能性ディスペプシアの改善
などの効果が認められています。

ピロリ菌とは？

　ピロリ菌（ヘリコバクターピロリ菌）は約３μmのらせん状の細菌で、人の胃内に棲息し、ウレアーゼという酵素を持っていて、大量のアンモニアを作り、高濃度の胃酸を中和し、胃の粘膜の表面や細胞の間に入り込んで炎症を起こします。

　
　

日本人のピロリ菌年代別感染率（過去・現在・将来）

　年齢別に見たピロリ菌感染率では、年齢が高いほど感染率が高く、６０歳代では８０％近くの人が感染していると言われています。しかし、生活環境の整備が進んだ若い世代では感染率は低く、将来的には、全世代でかなり低くなると思われます。

ピロリ菌の感染経路　

何時、誰から感染するの？

感染経路は、糞-口感染、口-口感染が考えられます。
小児期に、保菌者の親(特に母親)や兄弟から感染します。

夫婦間で感染するの？

感染は、小児期で、大人になってからの感染は無いと言われています。
Ｋｉｓｓして感染することはありません。

感染の予防法は？

小児期の感染予防が重要。
排便後の手指の洗浄励行。
保菌者が咀嚼した食物を、乳幼児に与えない。

ピロリ菌の検査法

①内視鏡検査(胃カメラ)で組織を採取(生検)して調べる方法
　　a)　迅速ウレアーゼ試験
　　b)　検鏡法：顕微鏡で確認します。
　　c)　培養法

②内視鏡を使わない方法
　　a)　呼気による方法：尿素呼気試験
　　b)　血液検査による方法：抗ピロリ菌抗体測定
　　c)　糞便で調べる方法：ピロリ菌抗原測定

以上のような検査法がありますが、それぞれ、一長一短があり、検出精度も異なります。一つの検査で陰性の場合でも、他の検査で陽性になる場合があります。たとえば、胃薬（ＰＰＩと略されている胃酸を抑える薬：タケプロンなど)を服用されている場合は、偽陰性になることがあります。
松原市のピロリ菌検査は、②－b)の血液による抗ピロリ菌抗体測定です。

ピロリ菌感染と判定されたら？　除菌療法は？　

血液検査(検診など）で陽性と判定されたら

内視鏡検査(胃カメラ)を受けて、胃や十二指腸に潰瘍が無いか、胃に悪性の病気が無いかを調べてください。あれば、除菌療法とともに、病気の治療を受けてください。
慢性胃炎、萎縮性胃炎だけで、大きな病気が無いと診断されたら、除菌療法を受けてください。

除菌療法

パック化された薬(ランサップやラベキュアパックなど）を朝夕２回・1週間服用するだけです。
ペニシリンアレルギーのある方は必ず申し出てください。知らずに服用するとショックを起こします。
1週間服用し終わって、８週間以降に除菌判定を受けてください。
除菌判定は、先に示しました検査法のどれでもよいのですが、便検査による判定がお勧めです。

除菌判定検査

除菌薬を1週間服用し終わった後、８週間以降に除菌判定を受けてください。
除菌判定は、先に示しました検査法のどれでもよいのですが、便検査による判定がお勧めです。
除菌に成功しても偽陰性の場合がありますので、１年後に再検査を受けて下さい。

除菌に失敗したら？

除菌判定で、ピロリ菌が残っていると判定されたら、２次除菌療法を受けてください。。
排便後の手指の洗浄励行。１次除菌療法と同じような薬を、また、１週間服用してもらいます。
２次除菌中はアルコールの飲用は禁止です。

ピロリ菌検査と除菌は井上整形外科胃腸内科クリニックで

　
ピロリ菌の検査や除菌が保険適応になりました。
当クリニックでは、松原市のピロリ菌検査陽性の方の胃カメラ検査を始め、除菌療法などを行っております。
気軽にご相談ください。

ピロリ菌感染を見つけ、胃癌や潰瘍などを予防しましょう

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胃ピロリ菌検査と除菌のお勧め

ピロリ菌とは？

日本人のピロリ菌年代別感染率（過去・現在・将来）

ピロリ菌の感染経路

ピロリ菌の検査法

ピロリ菌感染と判定されたら？ 除菌療法は？

ピロリ菌検査と除菌は井上整形外科胃腸内科クリニックで

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ピロリ菌の感染経路　

ピロリ菌感染と判定されたら？　除菌療法は？　